一枚の畳表には、約4,000本から7,000本の「いぐさ」が使用されます。良い「いぐさ」とは、茎に変色や病気、傷などが無く、根元から先端まで充実し、1本1本の太さや色が揃っているものです。 |
経糸(たて糸)には、マニラ麻糸、麻糸、綿糸、化織糸があります。 また、たて糸の本数は、本間で約134本、五八で約126本です。 高級畳表には、2倍の本数が入っているものもあります。 |
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マニラ糸・ジュート麻経糸 |
麻経糸 |
綿経糸 |
●いぐさの品質、長さが鍵 |
太さが均一で色も良く、変色や傷などが少ないいぐさが良いいぐさです。そして、このようないぐさで根元と先端を除いたいぐさの真ん中の部分を多く使用した畳表は、上質なものです。つまり、一般的に長いいぐさを使ったものが美しい畳表です。 |
品質の良い畳表になるほど、いぐさの織り込み本数は多くなりますが、織り込み本数、いぐさの品質で強度等を判断して、経糸の種類を使い分けています。中でも、マニラは、最高級品に使用されます。 また、中には、配(畳の目の山なりの部分)と配がくっきりになるよう一つの目に経糸を2本使用しているものもあります。 |
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